- ホーム
- 外科矯正手術後のリハビリ(外科矯正手術・入院)
外科矯正手術後のリハビリ
人工的に骨折させた骨がくっついた後は、リハビリ(開口訓練)をします。
顎間固定(上下の歯をワイヤーできっちりと縛る)というものを解除したあとは、指1本分くらいしか口が開きません。
どんなに開けようと頑張っても、開かないんですよ~(>_<)
痛みもありますし…。
リハビリは、通常術後1ヶ月くらいから始まります。
木で出来た洗濯バサミのようなもの(上写真)を、ゴムで固定して使用します。
先のとがった方を奥歯に入れ、開けたり閉めたりしてリハビリします。
1日20分くらい、顎が痛くならない程度にします。
スポンサーリンク
その他リハビリ
通院していた医院の先生から薦められて、「舌のリハビリ」と「唇のリハビリ」をしました。
舌のリハビリ
左側が舌のリハビリに使用する器具、スティックです。
ちょうどアイスクリームのスプーンのような、それが大きくなった感じのものです。
長さは約12センチくらいのもの。
右の図は、上顎の部分で、通常舌の位置は「スポット」の部分にあるのが望ましいようです。
またその位置に置くように心がけることも大切です。
各自の舌の癖によって、術後の後戻りを防ぐために、上左の写真のようなスティックを使い、舌の位置を正しい位置におけるよう習慣付けるリハビリが必要です。
スティックの使い方と舌のリハビリの仕方
1.舌の先と真ん中に力をつける
スティックを2本重ねたものをしっかりと握り、口の前に持っていき、舌の先をまっすぐにとがらせ、2秒間強く押し、2秒間休む。
次にスティックを舌の真ん中に置き、力を入れて上に持ち上げる。
2.正しいのみこみをする時、舌の先をつける位置
スティックをスポットにあてて5つ数え、次に舌の先をスポットにつけて5つ数える。
数回繰り返す。
3.舌をポンとならす
舌のひもがピンと伸びるように舌全体を上顎に吸いつけ、ポンと舌うちをする。
4.噛む筋肉を強くする
両手で軽く、頬、こめかみ、耳の少し上、の順に触れながら舌の先をスポットにつけて、奥歯をギュッと噛みしめる。
5.唇のマッサージ
上唇を吸いながら、下唇で上唇をおおい、強くこする。
6.自然な舌と唇の位置
舌の先をスポットにつけて、下唇の裏に綿を入れ、30分間唇を閉じている。
唇のリハビリ
唇のリハビリに使用する器具で、矯正歯科での手作りです。
直径2.5センチくらいのボタンにひもを通して利用してもOKだそうです。
使い方は…まずしっかりと食いしばり、丸い部分を唇と前歯の間に入れ、唇を閉じます。
(ひものみが口の外に出ている状態)
そして、付いているひもを引っ張ります。
これで唇の力を付けるそうです。
これは、ブラケットが外れた後にするリハビリだと聞きました。
スポンサーリンク