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外科矯正手術後の後遺症
どんな手術にもリスクはつきものです。
術前にはきちんと医師からの説明を受け、自分で納得してから手術を受けるということはすごく大切なことだと思います。
私は顎の手術を受ける前に、後遺症についての説明をきちんとしてもらいました。
そして、納得した上で手術を受けました。
私の場合、点線○のあたりに、麻痺が出ました。
麻痺と言っても、無感覚ではなく、感じ方がかなり鈍いという感じ。
触っている感じはわかります。
でも、食べ物が付いていることがわからない時はあります。
うまく説明できないのですが、その部分だけ硬くなってしまったような、そんな皮膚の感じかな?
重い感じというか…この麻痺は、時間とともになくなると言われていたのですが、術後4年経った今も残っています。
普段の生活では気になりませんが、天気が悪かったりするとちょっと不快に感じます。
また、お化粧をする際(特にファンデーションを塗る時)、麻痺の部分がピリピリとした感じになります。
それと「耳痛」。
手術当日にズキ~~ンとした耳の痛さがありました。
後日レントゲン撮影に行った時にもズキ~~ンとした痛みが出て、その日は撮影できなかったことを思い出しました。
その後も痛みが続くようであれば、耳鼻科に受診に行くということになりましたが、特に痛みも続くことなく、気が付いたら治っていました。
ちなみに、私は生まれて6ヶ月頃から6年生まで「中耳炎」に毎年かかっていました。
それも影響していたのかな?
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顎の手術で出る可能性のある後遺症
顎の手術の場合の出る可能性のある後遺症は、「麻痺」「鼻の変形」「耳鳴り・耳痛」「顎関節症」などと言われています。
必ず受診する病院・医院で後遺症についてはきちんと説明を受けてください!!!
※後遺症はすべての人に出るとは限りません。
術後にはこのような後遺症が出る場合もあるという情報としてご覧ください。
麻痺 | 麻痺とは、しびれて感覚がなくなること。 手術によって、多少の知覚障害の出る方がいます。 下顎の場合は下唇、上顎の場合は上唇の感覚が鈍くなったりビリビリした感じになります。 顔の筋肉などを動かす顔面神経を損傷することはまずないので、顔の筋肉が動かなくなるようなことはありません。 もし、このような後遺症が出た場合は、「ビタミンB12」を服用します。 また「ステロイド(副腎皮質ホルモン)※」を服用する場合もあります。 薬を服用したからといって、すぐ効果が現れるわけではないそうです。 私が薬剤師から受けた説明では、「ビタミンB12」のお薬は、少しずつ効いていくものなんだそうです。 ずっと続けて服用していて、突然その服用をやめた時に「あれ?効いていたのかな?」と感じる程度だと言われました。 |
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鼻の変形 | 上顎骨の手術では、鼻翼の部分の骨が移動するため鼻翼も移動しますが、鼻骨の部分(鼻の付け根)は動かないので、結果として形態に変化が出ます。 特に、上顎骨を前方に移動させると鼻翼が広がり鼻尖が上を向く傾向が出てしまいます。 それを防止するような術式もいろいろと報告されています。 また、プレート除去時にも、ある程度は修正が可能です。 |
耳鳴り・耳痛 | 「耳鳴り」「耳痛」に関してはわりとよく起こることで、上顎を切った方の8割位の方が術後に訴えているそうです。 (ちなみに下顎のみ切った方はまれだそうです。) きちんとした原因はまだ解明されていないようですが、 おそらく術後の炎症反応が広がったために「耳鳴り」「耳痛」が起こると考えられているようです。 特に上顎を切った場合、その部位に耳管という鼻と耳を交通する管があって、上顎の術後の炎症が耳管を通って耳に波及するらしいのです。 ただ、上顎の炎症が治まってくるのと同時に耳の痛み(炎症)も治まってくるとのこと。 まれに「耳鳴り」「耳痛」が残る方もいらっしゃって、そのような場合には、耳鼻科に行っていただくようです。 この「耳鳴り」「耳痛」に関しては先にもお話しましたが、はっきりとした原因がわからないのが現状で、今後の課題になっているようです。 |
顎関節症 | 術後に顎の関節に痛みが出る方もいるようです。 |
ステロイド(副腎皮質ホルモン)※
私は術後3週間経って麻痺がよくならなかったため、ステロイド(副腎皮質ホルモン)を飲むことになりました。
この薬は、細胞代謝を活発にして神経の再生をするということです。
しかし、この薬は人によって次のような副作用が出るそうです。
顔が赤くなる。
汗をかきやすくなる。
体温が上がる。
食欲が増す。
吹き出物が出やすい。
生理が不安定になる。
胃潰瘍が出来やすい。
私は特に副作用は出ませんでした。
2週間服用しましたが、完全に麻痺はなくなりませんでした。
後遺症についてはきちんと説明を受けてください!!!
何度も言うようですが、術前にはきちんと後遺症について説明を受けてください。
以前、術後に後遺症が出てから知ったというお話も聞いたことがあります。
術前は、不安などから受診にいってもドキドキしてしまって、なかなか聞きたいことも聞けないという場合もあります。
受診に行く前に、聞きたいことはメモをしていくことをオススメします!
私も病院に受診に行く前に聞きたいことをメモしていき、しつこく先生にいろいろと聞き、説明をしてもらいました。
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